婚活を続けていると交際相手(真剣交際・本格交際)を「選べない」「絞れない」という状態になる人が多いといいます。
今回、そんな状況になった時の原因と対策を深掘りします。
結婚相談所や婚活アプリ利用者が増え「出会いがない」というよりも「選べない」というような悩みも。
さらには、大勢の人と接するうちに「どんな人がいいのか分からなくなった」あるいは「もっといい人がいるかも知れない」という状況に陥るケースもあげられます。
この記事を最後まで読んで、たったひとりだけの相手を決める自分の基準、自分が求めている物は何なのかを見直すヒントが得られれば幸いです。
婚活で本格交際の相手を選べない時:3つのポイント
婚活をしている多くの人々に共通しているのが、相手に対する疑問点を自分の中で飲み込んだり、他の人に話したりすることですね。
それをさらに具体的に深めて原因を探り出せば、解決策が見つかるはずです。
1:疑問を相手に伝える
目の前にいる相手の考えを推し量り判断することは不可能です。感覚的に「この人!」という決め手がない限り、同じようなことが繰り返されます。
婚活は恋愛とは違ってお互いが結婚という目標に向かっているので、疑問に感じたことがあれば自分の中で考え込まないで単刀直入に相手に質問しましょう。
また、複数の人とやり取りし同時進行している場合は、全ての相手に同じ質問をしてみるのも比較検討ができて判断しやすくなります。
せっかくの出会いなので、あなた一人で思い込んでお断りなどしてしまうことがないよう、しっかりと目の前の相手に向き合うことをおすすめします。
2:希望条件を見直してみる
例えば、こんなことがあります。20代後半から婚活を始めたある女性が40代になった現在も、まだ婚活を続けています。
何が原因なのかを深掘りすると「希望条件が20代後半の時のまま、見直したことが無かった」という笑えない原因があったりします。
・現在の自分の立ち位置を考えながら条件を見直す。
・自分が妥協できる点とできない点を明確にする。
ほんの少しだけでも妥協や譲歩できる部分が増えれば、迷っている項目のいくつかが解消する可能性があります。
3:婚活方法を変えてみる
婚活といえば、結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティーなどが真っ先に思い浮かびますが、あなたはどのサービスを利用してきましたか?
マッチングアプリ⇒結婚相談所
今まで良い結果を得られなかったなら、他の方法も模索してみましょう。マッチングアプリで大勢に人と「出会っては終了」という状態に陥っていたなら、相談相手のいる婚活アプリや結婚相談所の利用も検討する。
結婚相談所⇒マッチングアプリ
結婚相談所で担当カウンセラーからの紹介を待つスタイルで結果が出なかったなら、自分のペースで自由に活動でき大勢に人に出会えるマッチングアプリに切り替えるか、並行して利用する。
データマッチング型結婚相談所⇒仲人型結婚相談所
結婚相談所にも様々なタイプがあります。もしデータマッチング型のような結婚相談所で先に進めなかったなら、手厚いサポートのある仲人型結婚相談所に変更する。
首都圏メインの婚活ならハッピーカムカムのように男女二人の担当者があなたを全面的にバックアップするような結婚相談所で、プロの手に委ね短期集中してみる価値は大きいです。
首都圏以外に在住で手厚いサポートを受けられる結婚相談所なら、サンマリエ、仲人連盟、ツヴァイでオプション「ハンドメイドマッチング」を追加して利用する手段が有効です。
婚活で相手を絞れない理由とありがちな落とし穴を知る
高い入会金と会費を払っていることだし、「どうせなら出来るだけ条件の良い人を選びたい」と思うのが人情です。
しかし、高額な先行投資をしていたとしても「現実離れした理想」を条件にしてしまうと相手探しはもっと難航します。
さらに、今まで経験したことがないほど多くの人を紹介されたりマッチングする中、もっと他にいい人が現れるのでは?という欲も出てきます。
互いに悪い感じではない感じだけど、今一つ決め手に欠ける、他にもっといい人がいるかも知れない…
目移りして目の前の人ひとりをないがしろにして大切にできなくなってしまいがち。
「この人のこの部分が嫌、次に行こうかな」というように、少しの欠点を見つけては諦めて次の人へ行ってしまう…完璧を求めすぎるとふさわしい相手を見逃してしまいます。
そして、挫折が続くと遂にはあなた自身の心が折れて自己評価も下がってしまいます。それは避けたいものです。
「いま目の前の人との可能性をもっと追求してみる」という考えを持ってみる必要があります。
心理学的にも、選択肢が多ければ多いほど何も選べなくなるそうです
数学的な観点で選ぶ相手の基準を決める方法
いったい、どのくらい多くの人と会えば自分にふさわしい相手が見つかるのだろう?と考えてしまいます。「この人だったら大丈夫かも」ではなく「この人と結婚したい」と思える人に出会うまで婚活を続けるという考え方もあります。
しかし、もしあなたが長い間婚活を続けてきたけれど結果が出ない場合は、方法を考え直すことを提案します。
恋愛を数学するという相手えらび
「恋愛を数学する」という本の著者マット・パーカーという数学者による新しい理論があり、それを応用する方法がとても新鮮で興味深いです。
この方法を婚活に取り入れると、高い割合で相手選びが成功するという調査結果。数学的裏付けがあるので、占いよりも信ぴょう性が高いかも知れませんね、以下でご説明します。
参考:朝日出版社
交際相手選びへの応用方法
できるだけかみ砕いて解説しますが、わかりにくかったらごめんなさい!
【応用の流れ】
- 自分が利用している婚活アプリ或いは結婚相談所で出会う人の総人数を大体予測しておく。
- 婚活アプリなら実際に会わなくても、LINE交換を含めれば100人は出会えるかもしれません。結婚相談所なら、例えば30人とか。
- 例えば目標値を100人と決めておき、その数の平方根を出す。100人なら10人。
- 最初の10人とは付き合わないことに決め、その中で一番良かった人を「基準値」とする。
- それ以降に出会う人の中で、最初に選んだ「基準値」を上回る人が現れたら、その人こそがあなたのパートナーとしてふさわしい人という判断となる。
- この時点で婚活は一旦停止し、その人と本格交際する方向へすすんでいく。
しかし、最初の10人の中にあなたにとっての最高の人がすでに出現していた場合は?という疑問も。時間を逆戻りできませんのでリスクが伴います。
例えば、これから出会う人だけではなく、直近の1年ほど遡った期間を含めたらどうでしょう。その10人の中で一番良かった人を含めて「基準値」とする。
そうすれば、時間の節約になりますし見逃しのリスクを避けられるのではないでしょうか。直近1年で出会った人とこれから出会う人の合計10人の中で最高だった人を「基準値」にする。
もしかすると、このような方法は多くの人が、この理論の認識なしに経験値の中で実行しているのではないでしょうか。
◎ハンナ・フライ氏による動画を見る⇒愛を語る数学 結構面白く、笑えます。
恋愛でのトキメキと婚活の根本的な違いを認識する
さて、前章の戦略はいったん横に置いておきます。「この人がダメならまた次がある」という考え方は怖い罠となる可能性があることに気いたところで、先へすすみましょう。
もしかして、目の前にいる人こそがあなたにとって最良の人なのかも知れないので。それなのに「また次がある」とすぐに気持ちが移ってしまうのは大変残念なこと。
次に会う人は、いま目の前にいる人ほどは、あなたを気に入ってくれる保証はどこにもありません。理想的な人との出会いは、1万回生まれ変わってようやくたった一人と出会えると言われています。
また、ドキドキする恋愛感情を満たしてくれる恋人を追い求めている場合、考え方を修正する必要があります。
恋愛の賞味期限は3年といいます。責任を負わない「恋愛」と同じようなトキメキを婚活相手に求めるのは無理がある、という可能性があります。
自分が本当に求めている物をいま一度見直す
一生懸命に婚活をしていても、自分の人生や結婚という岐路に際し、曖昧な認識を持って他人任せになっている人が多い、ととある婚活サービスに携わっている人は言います。
それは事実かどうかは分かりませんが、まずは一度立ちどまって、自分がこの先どのような人生を歩んでいきたいのか?どのような結婚生活を送りたいのかを現実的によく考えてみることは重要です。
自分自身の中で結婚のビジョンが明確になるともっとスムーズにふさわしい相手を探し出すことができるようになるはず。あなた自身が迷路に入り込んでいるとしたら、本当のパートナー候補もあなたを見つけられません。
自分のビジョンをしっかり掲げた内容をプロフィールにも落とし込んでおきましょう。そうすると、真のパートナー候補はあなたを見つけ出しやすくなります。
本物の結婚のパートナーとして求めるべきポイントは以下の3つとされています。
- 安心感
- 信頼関係
- 尊敬
焦点を定められれば「相手を絞れないループ」から抜け出せるはずです。
知っておきたい婚活での相手を選ぶ見極め期間
結婚相談所は見極め期間が明確に設定されている場合が多いです。こちらのページに本格交際を決めるタイミングのめやすを解説しています。
マッチングアプリや婚活パーティーの場合は、おおよその目安とされている期間があります。一般的な見極めの期限を確認していきましょう。
<結婚相談所>
仮交際開始後:3か月以内
<マッチングアプリ>
マッチングアプリ:1~2週間のメッセージ交換⇒3~4回のデート後
<婚活パーティー>
婚活パーティー:マッチング後、3~5回程度のデート後
結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティーでは真剣度もスピード感も全く異なり、結婚相談所での出会いはより慎重に相手を見極めていく姿勢が求められます。
また、マッチングアプリや婚活パーティーの場合は、そのほとんどを自己責任が求められます。
どちらにしても、どの出会い方をしても、局面で迷った場合はお断りせずにもう少し様子をみてはいかがですか。
まとめ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
私自身、自分の立ち位置を失いがちな状況に陥ったことがありますが、最終的に自分の求めているビジョンを明確にすることが最高のパートナー候補と出会う為の大切なポイントになってくると考えます。
- 条件を見直す
- 戦略を考えてみる
- 妥協できる要素を見直す
そして、どの選択をしたとしても自分の意思で決め後悔しないことが肝心ですね!
以上、「婚活で交際相手を選べない?その3つの原因と解決・策新しい基準も提案」でした。