同棲することは、二人の愛情を深めるためには魅力的な選択肢ですが、一方で女性にとってのデメリットも存在します。
実際には、日本全体で男性の約80%、女性の約60%が結婚前の同棲に関して肯定的な考えを持っているそうですが。。。
ここでは実例をもとに「結婚をしたい女性」が同棲する際のデメリットについて、理由や代替案を解説します。
女性が同棲する際の2大デメリット
デメリット1:プライバシーの喪失
同棲すると相手の行動や習慣がすべて見えるため、自分の時間や空間を確保することが難しくなります。
また、意見や価値観の違いから日常的なストレスが生じる場合もあります。
デメリット2:将来への不安
同棲は結婚を前提とした関係である場合が多いです。。。
しかしながら、ここで未来に向けての価値観や目標設定などをしっかりと共有しておかなければ、結婚しない状態がズルズルと継続される危険性が生じます。
結婚前の同棲は女性にデメリットしかない理由
ここでは、同棲は女性にとってデメリットばかりである理由を深掘りしていきます。
そもそも同棲しようと思った発端は大きく分けて二種類あるようですが、どちらにしても法的にも社会的に何も責任を負わずその意味ではほぼ同一です。
①利便性からなんとなく同棲
②結婚を視野に入れ同棲
そのため、①の人が結婚することもあるし、②の人が簡単に別れてしまうこともあります。
私の知り合いの悲しい実例をお伝えします。
実例
女性Aさんは普通に結婚願望のある人ですが、好きな男性と同棲していました。そして、10年経過後に、彼から「結婚する自信がない」と言われ別れることとなりました。
30代前半で同棲を始めたAさんは既に40代になっています。その後、彼女は婚活をしていますがとても苦戦しています。
失った時間は取り戻せません(+o+)
この話を聞いた時は、他人事とは思えずとても苛立ちました。
まさに同棲が女性に与えるデメリットを体現しているような悲しい事実です。
同棲したいと思う具体的な理由
結婚を「視野にいれた」「前提にした」同棲によくある具体的な理由は以下の要素が含まれています。
- 結婚の予行演習として
- 相手の事をもっと知りたい
- いつも一緒に居たい
この要素から、結婚そのものが目標ではなく、相手が結婚するにふさわしいのかどうかを見極めるお試しするのが目的といえそうです。
同棲の問題点
同棲は気持ちが一番盛り上がった状態ではじめる場合がほとんどなので、そこから徐々に熱がさめ相手の欠点が気になるようになります。
あくまで何も責任を持たない恋愛の延長でしかないのが同棲。
万が一、相手の欠点を見つけてしまい、

と思ったら簡単に解消してしまいまいそうですね。
これでは結婚を「視野に」「前提に」という大義名分が一気に吹き飛んでしまいます。
もっと言えば、結婚するための確固とした「決意」、「自信」を持てないから「お試し期間」を設けるという覚悟の無さが透けて見えます。
唯一、正式な婚約をし、親公認の状態で、入籍の前に早めに暮らし始めるという同棲なら別です。
結婚と同棲は真逆
結婚は、まったく逆ですね。
結婚とは、お互いに対して義務や権利が法的に発生し、二人だけの問題ではなく互いの親兄弟、親戚をも巻き込みます。
紙切れ一枚ですが「婚姻届け」をお役所に提出することの重みは、法的に二人の関係を責任ある物へと昇華させる意味深いこと。
相手の長所も欠点も受け入れて譲歩し合い、ひとつの家族、ひとつの世界を築き上げていく作業。
それに対し、同棲はどこまで行っても一時的な「覚悟のない同居」のように見えます。
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結婚前提の同棲でも女性にはデメリットしかない
同棲そのものが女性にとってはデメリットしかない、その理由は?
- 生活費は折半なのに女性は家政婦のよう。掃除・洗濯・料理を負担することが多い。
- 同棲経験がある女性はだらしなく見られる傾向がある。
- 妊娠のリスク。女性はもし妊娠した場合、難しい判断を迫られる可能性がある。
同棲がうまくいったら:男性はケジメをつけなくなる
男性側は、けじめをつけにくくなり結婚しようとは思わなくなります。
愛情欲求と性的欲求が満たされるため、結婚や結婚式という面倒な行為はしたくなくなります。
現実問題、結婚してしまうと法的にも社会的にも様々なしがらみが生じますので簡単に離婚できません。
同棲なら相手に許容できない問題が判明した際、というよりも嫌になったら簡単に別れられます。
これは前述したように、男性よりも女性のとってのデメリットです。
同棲がうまくいかなかったら:女性のダメージが大きい
元々、ほとんどの同棲は上手くいかないといわれています。上手くいけば最終的に結婚しているはず。
同棲を解消したあとの女性への世間からの目が厳しく、精神的にも物質的にも離婚に次ぐリスクを負うことになります。
同性から馴れ合いで結婚したら:離婚率が高い
「婚約」せずに自然発生的に同棲を始め、その流れの中で馴れ合い的に結婚に至ったカップルの離婚率は25%です。
一方で、正式に婚約した状態で同棲を始めたカップルの離婚率は12%と半分以下という低さです。
婚約をしてから同性~結婚に至ったカップルの離婚率は、同棲せずに結婚したカップルと同じ、という調査結果があります。
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同性の代替案として~暮らすような長期の旅行
結婚を決める前に、相手の本来の姿をもっと知りたいという場合、同棲の代替案として長い旅行をしてみてはいかがでしょうか?
昔、「成田離婚」という言葉が流行りました。
それは新婚旅行で海外へ二人で出かけ旅行中に互いの粗が見えた結果、成田空港へ帰国後に早いタイミングで離婚してしまうカップルが多発したというものです。
日常とは違う状況の中なので、彼のとっさの判断力など本質的な部分が見えてきます。
彼の表面だけでなくもっと深いところを知るには、結婚前に長期の旅行をしてみる意義は大きいですよ。
- 判断力はどうなのか
- 柔軟性はあるのか
- 頼り甲斐はあるのか
入籍せずに旅行するので「離婚」とは無縁の状態で、それまで知らなかった相手を知ることができます。
相手のことをもっと確認したい、知りたいという方へおすすめします。
「結婚しない彼氏」との付き合い方~諦めるか説得するか~
彼氏と長期の旅行に行って予想を下回る残念な結果に終わったり、或いは長年付き合っても結婚する気配がない場合は?
一刻も早く見切りをつけてしまう決断力も必要。どう対処すべきでしょうか?
諦める?
まず初めに、諦めることも一つの選択肢です。結婚に対する価値観や考え方は人それぞれであり、彼氏が結婚に興味がないのであれば、女性自身が無理に説得する必要はありません。
しかし、もし結婚を望む女性にとって結婚が重要な価値である場合は、説得を試みることも一つの方法です。
いくら長年付き合ったとしても、長年同棲したとしても彼氏は赤の他人のままです。
おまけに、あなたが同性をしてデメリットを被ることへの理解も不足しているならば。
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説得する?
まず彼氏の意図や思いを理解しようとする姿勢が大切です。その上で、相手の心情や不安を考慮した上で積極的なコミュニケーションを図りましょう。
経済的な不安や家族関係、将来的なビジョンなどの問題点を一緒に話し合うことでお互いの考え方をより深く理解することができます。
視野を広げる
男性を見る目が曇っていませんか?同棲をしている彼または同棲を検討している彼氏とのお付き合いは長いですか?
ひとりの人に集中しているうちに、一般的な価値観と離れてしまっていないか...視野を広げて、他の男性の在り方なども見ていくと良いかも知れません。
それでも同棲を選択するならルールをきっちり決める
デメリットとメリットを理解したうえで、それでも同棲を選ぶ場合はあらかじめルールを決めておきましょう。

- 同棲する期間
- 家事の分担
- お金の分担と管理
それではひとつずつ説明します。
①同棲する期間
これは特に大切です。例えば1年というように期限を切っておき、それまでに結婚するかしないかの結論を出すように決めましょう。
もし、男性が女性からの「期限付き同棲案」を受け入れない場合、もともと結婚する気はないと判断できます。
何度も言いますが、男性に同棲生活に伴うデメリットはそれほど大きくありませんが、女性には妊娠・出産のリミットを含め、あらゆるデメリットがあります。
②家事の分担
家事の分担はきちんとルールを決めておかなければ、どうしても女性の負担が大きくなるのが常です。
必ず、フェアーに分担できるよう事前に決めておきましょう。
③お金の分担と管理
互いの収入に差があるのなら、家賃を折半するのではなく給与なりの負担額にするなど、お互いに納得いくまで話し合い決めておきましょう。
もし金銭的な問題が生じたとしても自分を守ってくれる法律は何もありません。

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新生活の準備費用を軽くする
結婚、離婚を含め多くの引っ越しを経験した私の体験をもとに、お話しします。
新しい生活はウキウキしますが、物件探し、引っ越し、役所への届け出、家具、家電を新しく買い替えたり処分したり、金銭的に大きな負担が生じます。
互いに持っている物を持ち寄ることもあると思いますが、結婚と違ってご祝儀が無いので、足りない家具や家電があれば出費がますます増えてしまいます。
この先どの程度継続するのか読めない所がありますから、まずは家具&家電のサブスクリプションで足りない物を揃え、徐々に二人で相談しながら購入していくと無理が生じないですよ。
■家具&家電のサブスクリプションの特徴
- 初期費用が抑えられる。
- 不用品の回収や組み立て設置も依頼できる。
- 汚れても壊れても大丈夫(レンタル料金に保険が含まれる)。
- 家具の交換をいつでもできる。
実際に暮らしてみて、

同棲を解消する場合も、サブスクを解約するだけ。
■ライフステージに合わせて交換ができる家具や家電のサブスクリプション。
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他国と比較し日本での「同棲」は社会的に認められない
また水を差すようでごめんなさい。
ここで、同棲大国フランスの例をあげます。
フランスでは入籍しなくとも、夫婦と同様な一定の補償を受けられる等、制度そのものが日本とは全く異なりますし、周囲からもごく普通のカップルとして認められます。
以下のグラフを見てもフランスでは「結婚は必ずすべきだ」、「結婚はしたほうがいい」と合わせても30%を少し上回る程度で結婚の優先順位が低いですが、日本は60%を超えます。
特に、「結婚はしなくてもよいが、同棲したほうがよい」の数値は、もっと保守的な韓国2.2%を下回る1.9%です。
少なくとも現時点での日本での「同棲」に関する一般的な捉え方を見ると、慎重になったほうが安全なんですね。
出典:内閣府「結婚に対する考え方の国際比較」
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まとめ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
親のような目線で熱く語ってしまいましたが、特に女性にはデメリットが多いのです。
もし、あなたが男性で「同棲したい」と考えたなら女性のデメリットをよく理解してあげてくださいね。
それでもやはり同棲を選択したい場合は以下の事柄を事前にきちんと話し合って決めておきましょう。
- 同棲する期間
- 家事の分担
- お金の分担と管理
万が一、上記の話し合いがうまく進まなければ、同棲も結婚も困難な二人という結論が待っているかも知れません。
どちらにしても、最終的には双方で納得するまで話し合って決めた結論が一番となります。
無料相談を受けるなら以下がオススメです。
以上、「女性が結婚前に同棲するデメリットとは?理由&代替案を解説」でした。