同棲することは、二人の愛情を深めるためには魅力的な選択肢ですが、その一方で女性にとってはデメリットも存在します。
実際には、日本全体で男性の約80%、女性の約60%が結婚前の同棲に関して肯定的な考えを持っているそうですが。。。
ここでは実例をもとに「結婚をしたい女性」が同棲する際のデメリットについて解説し、その理由や代替案を提供します。
同棲すると女性に待ち受ける8つの重大デメリット
同棲には多くのメリットがある一方で、女性にとって特に注意すべきデメリットもいくつか存在します。以下に具体的な例を挙げ、それぞれについて詳しく説明します。
1. 家事負担の増加
家事分担がうまくいっていない場合、女性の家事負担が大きく増加する可能性があります。掃除、洗濯、料理など、従来の一人暮らしよりも多くの家事をこなす必要があり、時間的にも精神的にも負担が大きくなります。
2. プライバシーの喪失
常に相手と一緒の生活となるため、一人になる時間が減り、プライバシーが失われる可能性があります。自分のペースで過ごしたい時間や、一人でゆっくり考えたい時間などが確保しにくくなります。
3. 経済的な不安
家賃や生活費を折半する場合、経済的な負担が軽くなるというメリットがあります。しかし、収入が低い女性の場合、同棲によって経済的に不安定になる可能性もあります。
4. 結婚へのプレッシャー
同棲をきっかけに結婚を意識するようになるのは自然な流れですが、女性にとって結婚へのプレッシャーが強くなる場合もあります。結婚にまだ踏み切れない気持ちがある場合は、同棲によって焦りを感じてしまう可能性があります。
5. DVやモラハラのリスク
同棲することで、DVやモラハラ被害を受けるリスクが高まるという側面もあります。相手との距離が近くなることで、支配的であったり暴力的な一面が露呈し、被害に遭いやすくなる可能性があります。
6. 別れた後の処理
同棲解消後の手続きや荷物の整理など、別れた後の処理が煩雑になる可能性があります。特に、同居していた期間が長ければ長いほど、共有財産や思い出の品など、処理すべきものが増え、精神的にも負担が大きくなります。
7. 女性特有の悩み
生理やPMSなど、女性特有の体調変化や悩みをパートナーに理解してもらえない可能性があります。また、避妊や性感染症対策など、女性が主体的に考えるべき課題も増えます。
8. 社会的な偏見
周囲からの偏見や差別を受ける可能性もゼロではありません。特に、保守的な考えを持つ人や家族からは、結婚前と同棲することは良くないと見なされる場合があります。
女性がデメリットを避けるための注意ポイント
同棲のデメリットを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 事前に家事分担や金銭的なことについてしっかりと話し合い、お互いに納得できるルールを決める。
- 一人になれる時間やプライベート空間を確保できるように、工夫する。
- 結婚に対する考えや将来設計について、事前に話し合い、認識を合わせる。
- DVやモラハラなどの問題について、知識を持ち、もし被害を受けた場合はすぐに周囲に助けを求める。
- 別れた後のことも想定し、財産分与や荷物の整理などについて事前に話し合っておく。
- 女性特有の悩みについて、パートナーとオープンに話し合い、理解を得られるように努める。
- 社会的な偏見に対しては、自分たちの価値観を大切にし、周囲の意見に流されない。
同棲は、結婚前に相手との生活を試し、より深い関係を築くための有効な手段の一つです。しかし、事前にデメリットをしっかりと理解し、対策を講じておくことで、より充実した同棲生活を送ることができるでしょう。
同棲を決めたそもそもの理由から考える女性のデメリット
ここでは、そもそも、同棲を決めた理由やその背景にあるものを深掘りしていきます。
同棲しようと思った発端は大きく分けて二種類ありますが、どちらにしても法的にも社会的に何も責任を負わずその意味ではほぼ同一です。
①利便性からなんとなく同棲
②結婚を視野に入れ同棲
①の人が結婚することもあるし、②の人が簡単に別れてしまうこともあります。
私の知り合いの悲しい実例をお伝えします。
女性Aさんは普通に結婚願望のある人ですが、好きな男性との同棲を決めました。それから10年経過後に、彼から「結婚する自信がない」と言われ別れることとなりました。
30代前半で同棲を始めたAさんは既に40代になっています。その後、彼女は婚活をしていますがとても苦戦しています。失った時間は取り戻せません(+o+)
この話を聞いた時は、他人事とは思えずとても苛立ちました。まさに同棲が女性に与えるデメリットを体現しているような悲しい事実です。
同棲したいと思う具体的な理由
結婚を「視野にいれた」「前提にした」同棲によくある具体的な理由は以下の要素が含まれています。
・結婚の予行演習として
・相手の事をもっと知りたい
・いつも一緒に居たい
この要素から、結婚そのものが目標ではなく、相手が結婚するにふさわしいのかどうかを見極めるお試しするのが目的といえそうです。
同棲の問題点
同棲は気持ちが一番盛り上がった状態ではじめる場合がほとんどなので、そこから徐々に熱がさめ相手の欠点が気になるようになります。
あくまで何も責任を持たない恋愛の延長でしかないのが同棲。万が一、許容範囲を超えるほどの欠点を見つけてしまったら簡単に解消してしまいまいそうです。
これでは結婚を「視野に」「前提に」という大義名分が一気に吹き飛んでしまいます。
もっと言えば、結婚するための確固とした「決意」、「自信」を持てないから「お試し期間」を設けるというのは、覚悟の無さを現わしているようにもみえます。
唯一、正式な婚約をし、親公認の状態で入籍の前に早めに暮らし始めるという同棲なら別です。
結婚と同棲は真逆
結婚とはお互いに対して義務や権利が法的に発生し、二人だけの問題ではなく互いの親兄弟、親戚をも巻き込みます。
紙切れ一枚ですが「婚姻届け」をお役所に提出することの重みは、法的に二人の関係を責任ある物へと昇華させる意味深いこと。
相手の長所も欠点も受け入れて譲歩し合い、ひとつの家族、ひとつの世界を築き上げていく作業。それに対し、同棲はどこまで行っても一時的な「覚悟のない同居」のように見えます。
結婚前提の同棲でも女性にはデメリットが多い
結婚を前提とした同棲でさえ、女性にはデメリットが多い?その理由を解説しいます。
同棲がうまくいったら:男性はケジメをつけなくなる
男性側は、けじめをつけにくくなり結婚しようとは思わなくなります。愛情欲求と性的欲求が満たされるため、結婚や結婚式という面倒な行為はしたくなくなります。
現実問題、結婚してしまうと法的にも社会的にも様々なしがらみが生じますので簡単に離婚できません。
同棲なら相手に許容できない問題が判明した際、というよりも嫌になったら簡単に別れられます。これは前述したように、男性よりも女性のとってのデメリットです。
同棲がうまくいかなかったら:女性のダメージが大きい
元々、ほとんどの同棲は上手くいかないといわれています。上手くいけば最終的に結婚しているはず。
同棲を解消したあとの女性への世間からの目が厳しく、精神的にも物質的にも離婚に次ぐリスクを負うことになります。
同性から馴れ合いで結婚したら:離婚率が高い
「婚約」せずに自然発生的に同棲を始め、その流れの中で馴れ合い的に結婚に至ったカップルの離婚率は25%です。
一方で、正式に婚約した状態で同棲を始めたカップルの離婚率は12%と半分以下という低さです。
婚約をしてから同性~結婚に至ったカップルの離婚率は、同棲せずに結婚したカップルと同じ、という調査結果があります。
同性の代替案として~暮らすような長期の旅行をする
結婚を決める前に、相手の本来の姿をもっと知りたいという場合、同棲の代替案として長めの旅行をしてみてはいかがでしょうか?
ただし、団体旅行では力を発揮する姿を見られないので、個人旅行を計画段階から二人で行うことをおすすめします。
昔、「成田離婚」という言葉が流行りました。それは新婚旅行で海外へ二人で出かけ旅行中に互いの粗が見えた結果、成田空港へ帰国後に離婚してしまうカップルが多発したというものです。
国内旅行でもいいので、日常とは違う状況の中での彼のとっさの判断力など本質的な部分を見せてもらいましょう。
・適切な判断力はあるのか
・臨機応変に対応する能力はあるのか
・いざという時に頼れるのか
入籍せずに旅行するので「離婚」とは無縁の状態で、それまで知らなかった相手を知ることができます。相手のことをもっと確認したい、知りたいという方へおすすめします。
「結婚しない彼氏」との付き合い方~諦めるか説得するか~
彼氏と長期の旅行に行って予想を下回る残念な結果に終わったり、或いは長年付き合っても結婚する気配がない場合は?
一刻も早く見切りをつけてしまう決断力も必要。どう対処すべきでしょうか?
諦める?
まず初めに、諦めることも一つの選択肢です。結婚に対する価値観や考え方は人それぞれであり、彼氏が結婚に興味がないのであれば、女性自身が無理に説得する必要はありません。
しかし、もし結婚を望む女性にとって結婚が重要な価値である場合は、説得を試みることも一つの方法です。
いくら長年付き合ったとしても、長年同棲したとしても彼氏は赤の他人のままです。おまけに、あなたが同性をしてデメリットを被ることへの理解も不足しているならば。
気持ちを切り替えて婚活をはじめる
もう、この人ではダメ…という結論が出ている場合は、真面目な出会いを期待できるマッチングアプリで活動しましょう。
【厳選マッチングアプリ3選】
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時間はあっという間に過ぎていきます!本当に時間は戻ってこないので、あなたを都合よく傍においているだけの彼氏ならキッパリ見切りをつけましょう。
話し合って改善の努力をする
まず彼氏の意図や思いを理解しようとする姿勢が大切です。その上で、相手の心情や不安を考慮した上で積極的なコミュニケーションを図りましょう。
経済的な不安や家族関係、将来的なビジョンなどの問題点を一緒に話し合うことでお互いの考え方をより深く理解することができます。
視野を広げる
男性を見る目が曇っていませんか?同棲をしている彼または同棲を検討している彼氏とのお付き合いは長いですか?
ひとりの人に集中しているうちに、一般的な価値観と離れてしまっていないか…視野を広げて、他の男性の在り方なども見ていくと良いかも知れません。
それでも同棲を選択するならルールをきっちり決める
デメリットとメリットを理解したうえで、それでも同棲を選ぶ場合はあらかじめルールを決めておきましょう。
・・・それでもやはり同棲してみたい!
・同棲する期間
・家事の分担<
・お金の分担と管理
それではひとつずつ説明します。
①同棲する期間
これは特に大切です。例えば1年というように期限を切っておき、それまでに結婚するかしないかの結論を出すように決めましょう。
もし、男性が女性からの「期限付き同棲案」を受け入れない場合、もともと結婚する気はないと判断できます。
何度も言いますが、男性に同棲生活に伴うデメリットはそれほど大きくありませんが、女性には妊娠・出産のリミットを含め、あらゆるデメリットがあります。
②家事の分担
家事の分担はきちんとルールを決めておかなければ、どうしても女性の負担が大きくなるのが常です。必ず、フェアーに分担できるよう事前に決めておきましょう。
③お金の分担と管理
互いの収入に差があるのなら、家賃を折半するのではなく給与なりの負担額にするなど、お互いに納得いくまで話し合い決めておきましょう。
もし金銭的な問題が生じたとしても自分を守ってくれる法律は何もありません。
新生活の準備費用を軽くする
結婚、離婚を含め多くの引っ越しを経験した私の体験をもとに、お話しします。
新しい生活はウキウキしますが、物件探し、引っ越し、役所への届け出、家具、家電を新しく買い替えたり処分したり、金銭的に大きな負担が生じます。
互いに持っている物を持ち寄ることもあると思いますが、結婚と違ってご祝儀が無いので、足りない家具や家電があれば出費がますます増えてしまいます。
この先どの程度継続するのか読めない所がありますから、まずは家具&家電のサブスクリプションで足りない物を揃え、徐々に二人で相談しながら購入していくと無理が生じないですよ。
■家具&家電のサブスクリプションの特徴
- 初期費用が抑えられる
- 不用品の回収や組み立て設置も依頼できる
- 汚れても壊れても大丈夫(レンタル料金に保険が含まれる)
- 家具の交換をいつでもできる
新規登録で2,000円分のポイントをもらう
⇒家具家電のサブスクリプション【CLAS】
実際に暮らしてみて、同棲を解消する場合も、サブスクを解約するだけ。
他国と比較し日本での「同棲」は社会的に認められない
また水を差すようでごめんなさい。ここで、同棲大国フランスの例をあげます。
フランスでは入籍しなくとも、夫婦と同様な一定の補償を受けられる等、制度そのものが日本とは全く異なりますし、周囲からもごく普通のカップルとして認められます。
以下のグラフを見てもフランスでは「結婚は必ずすべきだ」、「結婚はしたほうがいい」と合わせても30%を少し上回る程度で結婚の優先順位が低いですが、日本は60%を超えます。
特に、「結婚はしなくてもよいが、同棲したほうがよい」の数値は、もっと保守的な韓国2.2%を下回る1.9%です。
少なくとも現時点での日本での「同棲」に関する一般的な捉え方を見ると、慎重になったほうが安全なんですね。
出典:内閣府「結婚に対する考え方の国際比較」
まとめ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
親のような目線で熱く語ってしまいましたが、特に女性にはデメリットが多いのです。もし、あなたが男性で「同棲したい」と考えたなら女性のデメリットをよく理解してあげてくださいね。
それでもやはり同棲を選択したい場合は以下の事柄を事前にきちんと話し合って決めておきましょう。
・同棲する期間
・家事の分担<
・お金の分担と管理
万が一、上記の話し合いがうまく進まなければ、同棲も結婚も困難な二人という結論が待っているかも知れません。
どちらにしても、最終的には双方で納得するまで話し合って決めた結論が一番となります。
以上、「女性が結婚前に同棲するデメリットとは?理由&代替案を解説」でした。