結婚相談所で出会って成婚退会まですすんだ段階では、互いに結婚する気満々だったとしても、必ずしもすべてのカップルが結婚に辿り着くとは限らないようです。

ここでは、そのような状況に陥るまえに知っておくべきこと、成婚退会までの流れ、また、残念ながら「婚約破棄」となった場合に生じる問題などをお伝えします。
この記事を読むと「確認不足だった」と後悔することを極力避ける注意ポイントを認識できます。
知らないと損をする結婚相談所を成婚退会時の重要ポイント
実際に、成婚退会後に結婚に至らなかったケースはそれほど珍しくはないようです。
まずは結婚相談所でいう「成婚」について確認しましょう。
知っておきたい結婚相談所の「成婚」の定義
入会する結婚相談所によって「成婚」の定義が異なりますのであらかじめ、登録している結婚相談所のルールを知っておきましょう。
注意しなければならないのは、当人同士が「婚約」という認識は無くても「成婚退会」扱いとなる可能性があることです。
【成婚退会扱いになる例】
- 互いに結婚の意思が固まる
- プロポーズした/された
- 2人きりで泊りがけの旅行に行く
- 婚前交渉をした
- 同棲を始める
上記はあくまでも例ですので、具体的にはあなたが登録している結婚相談所にご確認ください。
以下の記事では、入会から成婚退会まで結婚相談所で決められた一般的な交際期間について解説しています。
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成婚退会の手続き
一般的には、以下のような流れで成婚退会の手続きが行われます。
- 双方から結婚相談所の担当者へ同時に成婚退会する旨の申し出がある。
- どちらか一方から担当者へ成婚の申し出を行いもう一方へ意思の確認がある。

結婚相談所に支払う成婚料
結婚相談所によっては「成婚料」がかかるところもありますので、成婚退会後に万が一婚約破棄となってしまっては、精神的にも金銭的にも二重のダメージを負ってしまいます。
後で後悔しないように、退会する前にできる限りあらゆる確認を行っておくようにしましょう。
成婚退会後の結婚相談所との関係
結婚相談所によっては、担当者がお見合いから成婚退会までを手厚くサポートし相談に乗ってくれる場合もあります。
しかし、退会後は「お世話になったから幸せの報告をする」というような個人的な心情による繋がりとなるようです。
なお、当ブログの「結婚相談所選び方」関連のまとめ記事は以下にありますのでご参考にしてくださいね。
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成婚退会前に相手と確認しておくべき5つの要素
必ず成婚退会の申し出をする前に以下のあげる内容は、互いに確認をしておきましょう。
この段階では、二人の間での確認ごとは既にできていることを前提に書いていきます。
相互の親や親戚が関わる以下にあげる事柄は、結婚後の生活に大きな影響を及ぼします。
訊きにくいことだからとギリギリまで触れずにいると「こんなはずじゃなかった」「話が違う」という状況になり兼ねません。
■確認しておくべき5つの要素
- 相手の親が大きな借金を背負っていないか
- 親との同居可否について
- 住む場所について
- 相手と親との関係(マザコン・毒親でないか)
- 相手と親を含め何らかの病気を持っていないか
上記にあげた問題があれば、即、駄目だと結論を出すのではなく、何らかの解決策があれば譲歩できる可能性もあると思います。
ひとつずつ解説します。
①相手の親が大きな借金を背負っていないか
親が大きな借金を背負っている場合、相手が「保証人、連帯保証人」になっていたり「遺産相続」という状況の際に負債を引き継ぐ可能性があります。
相手自身が借金が無くても、大きな影響が出るので日常の会話の中でさり気なく確認しておくことをおすすめします。
②親との同居可否について
あなた自身が相手の親と仲良くしていけると感じている場合は問題ありませんが、嫌々同居しなければならない流れとなるなら、その理由や状況をよく知っておきましょう。
離婚理由の大きな原因の一つが「家族親族と折り合いが悪い」とされていますので曖昧な妥協をしないようにしましょう。
③住む場所について
二人とも仕事をしている場合は特にどちらの利便性を優先するのか、また、二人とも既に持ち家やマンションがある場合、あるいは将来的にどちらかの田舎へ帰るのかなど、確認しておきましょう。
④相手と親との関係性(マザコン・毒親でないか)
ハイスペックな男性ほどマザコンが多いようですが、度を越したマザコンや親が必要以上に介入してきたりする場合、あなたの力で返ることは困難です。
許容できるレベルなのかどうかを、あなたの家族や信頼できる友人に詳しく話をして判断していきましょう。
⑤相手と親を含め何らかの病気を持っていないか
あなた自身が問題ないと考えている場合は許容できますが、子供を設けることが不可能であったり何らかの遺伝的な要素がある場合は、「否定する」のではなく、結婚相手としては「知る権利」があるはずです。
※上述した内容はよく話し合って、必要に応じて専門家に相談しつつ必ずあなた自身が納得したうえで結論を出してくださいね。
婚約破棄となってしまう正当な理由
「婚約破棄」とは?片方の一方的な希望で婚約が取り消された場合。
「婚約解消」とは?双方の同意の上で婚約を取り消した場合。
前章までの確認をしたうえで、それでもやはり婚約破棄に至ってしまう場合とはどんな時でしょうか。
婚約成立が認められる状況
- 結婚の意思が双方にあり双方の親族や家族にも明示された
- 継続的な性交渉があった
- 婚約指輪や結婚指輪を購入した
婚約破棄が認められる正当な理由
- 相手によるモラハラやDVなどの暴力行為
- 相手が他の異性と不倫や浮気などをした
- 相手が犯罪行為を隠していた
一般の婚約でも当てはまりますが、結婚生活に大きな影響を与える可能性があるような重大な事実を意図的に隠していたケースです。
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婚約不履行(債務不履行)成立と認められたら
前章であげた「婚約成立」が当てはまり、法律的な観点で婚約不履行が認められた場合は?
婚約破棄に責任のある側は相手が損害の賠償を請求してきた場合に、不履行によって相手に生じた損失を賠償する責任が生じます。
実際に、相手から損害賠償請求があった場合は慰謝料の支払いや示談交渉をする必要が出てきますので、その場合は弁護士などの専門家にご相談ください。
心機一転、新たに結婚相談所をさがそうとお考えの場合は、以下のまとめページで婚活の選び方を参考にしてくださいね。
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まとめ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
後半は、かなり憂鬱になりそうな内容でしたが、そんな状況になる前にしっかりと話し合いをして確認をしておきましょう。
■成婚退会する前に確認しておきたいこと
- 相手の親が大きな借金を背負っていないか
- 親との同居可否について
- 住む場所について
- 相手と親との関係性(マザコン・毒親でないか)
- 相手と親を含め何らかの病気を持っていないか
以上、「結婚相談所を退会前に知っておくべき婚約破棄に関連する5つの要素」でした。